【個人開発】自分と違うあの人は世界をどう見ているのか?理想のジブン育成アプリ『16JunGism』を作った話

こんにちは。今回は、新しく開発したWebアプリ『16JunGism(シックスティーン・ユングイズム)』について、なぜこれを作ろうと思ったのか、そしてどんなツールなのかをNoteにまとめました。

16JunGism(シックスティーン・ユングイズム) – 理想のジブン育成コーチング

なぜ作ったのか?「理想の姿」へのアップデートと、他者視点の獲得

開発の根底にあるのは、「自分自身の思考のOSをアップデートしたい」という思いと、「自分とは違うあの人の判断基準を知りたい」という2つの動機です。

私自身、普段の仕事では論理や効率を最優先し、全体を統率して最短距離で目標へ向かおうとするENTJ的な思考回路がベースにあります。このスタイルは物事を前に進める力になる一方で、「もっと柔軟な発想を取り入れたい」「周囲の感情を汲み取るアプローチも身につけたい」と、別の側面を持つ「理想のリーダー像」への憧れや課題感も抱えていました。

また同時に、自分とは真逆の「効率よりもその場の感情や調和を優先する人」や、「計画よりも直感で自由に動く人」と接した際、相手がなぜその決断を下すのかが理解できず、人間関係で摩擦を感じることも少なくありませんでした。

「自分がなりたい理想の姿」に近づくための思考プロセスを獲得しつつ、同時に「自分とは違う、時に気が合わないと感じるあの人」が世界をどう捉えているのかをシミュレーションできるツールがあれば面白いのではないか。それが、今回の開発の大きな原点です。

16JunGismとは?:なりたい自分から逆算する思考シミュレーター

今回リリースした『16JunGism』は、なりたい自分から逆算する新感覚の思考シミュレーターです。

従来の性格診断テストの多くは、「あなたはこういう人間です」と過去や現在の傾向を分析してレッテルを貼るものでした。しかし、私たちは本当に「変わらない」存在なのでしょうか?環境、役割、そして目指すべき目標が変われば、それに伴って私たちの思考回路も変化していくはずです。

16JunGismは、スイスの心理学者カール・ユングの類型論をベースにしながらも、全く新しいアプローチを採用しています。それは、「現在の自分」を知るためではなく、「理想の自分」に近づくためのツールだということです。あなたが目標とする、あるいは「理解したい」と思う「ベースモデル」の思考回路をインストールするための画期的なシミュレーションツールとなっています。

16JunGism(シックスティーン・ユングイズム) – 理想のジブン育成コーチング なりたい自分から逆算する新感覚の思考シミュレーター。性格類型論をベースに、現在の思考回路とのズレを分析し、理想に近づくため toolai.jp

アプリの3つのコア体験

本アプリでは、以下の3つの特徴を通じて、新しい思考の獲得と他者理解をサポートします。

  • 思考のギャップを精密に可視化
    1. 外向/内向(E/I)、感覚/直観(S/N)、思考/感情(T/F)、判断/知覚(J/P)という4つの軸、8つのパラメーターを用いて、あなたの無意識の選択パターンを解析します。
    2. 目標モデルとのシンクロ率をパーセンテージで算出し、直感的なレーダーチャートと詳細なマトリックス分析でフィードバックします。
  • ビジネスとプライベートの両対応
    1. 仕事中と休日では、求められる役割も思考回路も異なるのが自然です。
    2. 職場のプロジェクト進行や人間関係を想定した「ビジネスモード」と、休日の過ごし方や友人との関係を想定した「プライベートモード」の完全オリジナル質問セットを用意しています。
  • 具体的なコーチングアドバイス
    1. 診断結果はゴールではなく、「次からどう決断を変えれば理想のタイプに近づけるか」という具体的なトレーニング・アドバイスを提供します。
    2. 日常の小さな選択を意識的に変えていくことで、少しずつ思考のOSが書き換わっていく感覚を体験できます。

理論背景:人間の思考は「インストール」できる

なぜ16JunGismは「診断」ではなく「コーチング」を標榜するのでしょうか。それは、人間の脳と認知パターンに可塑性(変化する能力)があると考えているからです。

  1. 無意識の認知バイアスへの気づき:私たちは日々、数え切れないほどの選択を行っていますが、その多くは無意識の「思考の癖」によって自動的に決定されています。Aというトラブルが起きた時、「論理的に分析する(T)」か、「関係者の感情を優先する(F)」かという最初の分岐点に気づくことが、変化への第一歩です。
  2. 意図的なパラメーター調整:ベースモデルの思考回路を知ることは、新しいソフトウェア(OS)の仕様書を読むことと同じです。なりたい理想のリーダーが「外向的(E)」で「計画的(J)」な決断を下すモデルなら、あなたもあえてそのパラメーターにパラメータを振った選択をシミュレーション上で意図的に行います。
  3. ロールプレイによる神経回路の強化:何度もシミュレーションを繰り返し、そのモデルならどう考えるかをロールプレイすることで、脳内の新しい神経回路が強化されていきます。最初は違和感があっても、徐々にその思考パターンが自然に引き出せるようになり、現実世界での行動変容や、他者への理解へと繋がっていくのです。

16JunGism(シックスティーン・ユングイズム) – 理想のジブン育成コーチング なりたい自分から逆算する新感覚の思考シミュレーター。性格類型論をベースに、現在の思考回路とのズレを分析し、理想に近づくため toolai.jp

インストールできる16のベースモデル詳細

アプリ内では、直感的にイメージしやすい動物をモチーフにした、16種類のオリジナルの思考モデルを用意しています。あなたが手に入れたいスキルや、直面している課題を解決してくれそうな「理想の姿」を見つけてください。

  • 孤高のフクロウ (INTJ):独自のビジョンと高い論理性を持ち、長期的な視点で目標を達成する戦略家です。
  • 探求のネコ (INTP):好奇心旺盛でマイペースであり、複雑なシステムの裏側や新しい概念を追求する探究者です。
  • 統率のライオン (ENTJ):圧倒的なカリスマ性と決断力で、困難な状況でも論理的に組織を導く天性の指揮官です。
  • 閃きのキツネ (ENTP):既存の枠組みに囚われない柔軟な発想力で、新しいアイデアを次々と生み出す発明家タイプです。
  • 導きのオオカミ (INFJ):静かなる情熱と深い洞察力を持ち、人々の成長と調和のために道を示す助言者です。
  • 夢見るシカ (INFP):自分の中の美しい理想や独自の道徳観を何よりも大切にし、豊かな想像力で世界を捉える理想家です。
  • 慈愛のイヌ (ENFJ):卓越した共感力とコミュニケーション能力で、周囲の人々を惹きつけ、励まし、サポートしながらチームをまとめる天性のカリスマ・リーダーです。
  • 自由なイルカ (ENFP):明るく情熱的で、世界中の新しい出会いや未知の可能性を心から楽しみながら、周囲の人々をポジティブな渦に巻き込む表現者です。
  • 堅実なカメ (ISTJ):確かな事実と客観的なデータを重んじ、決められたルールと秩序を厳格に守ってタスクを完遂する、非常に信頼性の高い守護者です。
  • 孤高のヒョウ (ISTP):普段は寡黙でクールな観察者ですが、ひとたび危機的な状況や興味を惹かれる課題に直面すると、驚異的な行動力と合理的な問題解決能力を見せる職人タイプです。
  • 秩序のワシ (ESTJ):現実的で極めて実務能力に長け、効率とルールを重視して人々をまとめる組織の監督者です。
  • 挑戦のトラ (ESTP):目の前にある現実の体験を何よりも楽しみ、リスクを恐れずに素早い判断で行動を起こす生粋のチャレンジャーです。
  • 献身のペンギン (ISFJ):温かく思いやりのある心を持ち、周囲の人々が快適で安心して過ごせるように細やかな環境を整える縁の下の支援者です。
  • 優美なチョウ (ISFP):争いや競争を好まず、中立的で柔軟な姿勢で「今この瞬間」の美しさを深く味わう芸術家タイプです。
  • 調和のゾウ (ESFJ):コミュニティの絆を何よりも大切にし、細やかな気配りと圧倒的なホスピタリティで、みんなが笑顔になる空間を作り出す協力者です。
  • 陽気なサル (ESFP):エネルギッシュでユーモアにあふれ、どんな退屈な場面でもパッと明るく盛り上げる生粋のエンターテイナーです。

使い方とよくある質問

利用は完全無料で、会員登録や個人情報の入力も不要です。Webブラウザからすぐにシミュレーションを開始できます。

使い方はシンプルで3ステップです。

  1. 目標モデルの選択:トップページからビジネスモードかプライベートモードを選びます。その後、表示される16種類のキャラクターの中から、「今の自分に足りないものを持っている」「こうなりたい」と直感的に思う理想のタイプを選択します。
  2. 20のシチュエーションに回答:具体的なシチュエーションが提示されます。深く考え込まず、直感でA・B(またはどちらでもないC)を選択してください。
  3. シンクロ率とアクションの確認:すべての質問に答えると、最終的なシンクロ率(0〜100pt)と、今のあなたの実際の思考タイプが明らかになります。

また、「MBTIや16Personalitiesと同じものですか?」と聞かれることがあります。 結論から言うと、全くの別物です。カール・ユングの性格類型論の学術的な指標をベースにしていますが、アルゴリズム、具体的なシチュエーション設問、キャラクター設計、および「理想のタイプから逆算する」というコーチング手法はすべて当サイトオリジナルのものです。特定の登録商標や他サービスとは一切関係がありません。

おわりに

このツールの醍醐味は、何度もやり直す反復練習にあります。最初は無意識に自分の本来の癖で答えてしまいシンクロ率が低くなるかもしれません。しかし、アドバイスを読んで「理想のモデルならどう判断するか」を考えながら何度もシミュレーションを行うことで、新しい思考回路が定着していきます。

自分がなりたい姿に近づくためのコーチングプラットフォームとして、そして自分とは違う属性の人たちの世界の見方を理解するためのツールとして、多くの方に活用していただければ嬉しいです。 スマホでもPCでもアプリのダウンロード不要で数分でサクッと診断できますので、ぜひ「思考のインストール」を体験してみてください!

16JunGism(シックスティーン・ユングイズム) – 理想のジブン育成コーチング