➔ 思考拡張を開始する:Great Minds Oracle
AIは便利だけど、どこか当たり障りのない答えしか返ってこない…『Great Minds Oracle』は、ビジネスや日常のブレクストルーを支援する思考補助ツールとして開発しました。
AIの出す答えは、どれも『正論』だけど、無難すぎて脳が驚かない
ビジネスを次のステージへ進めるブレイクスルーや、人々の心を動かすクリエイティブに必要なのは、万人受けするバランスの取れた正論ではありません。むしろ、脳を強制的に揺さぶるような「極端な視点」や、自由を奪うことで逆に発想をジャンプさせる「不自由な制約」です。
「もしも歴史上の過激な天才たちの哲学に、現代のめちゃくちゃ尖ったルール(制約)を掛け合わせてブレストできたら、誰も思いつかないアイデアが生まれるのではないか?」
これが、AI全盛の時代にあえて人間の脳をバグらせるツール『Great Minds Oracle』の原点でした。
AIに答えを来てばかりの日常に、あえて「答えを出させない」ツール
このツールの最大のこだわりは、「最終的な解決策(答え)をツールには絶対に喋らせない」という設計にあります。
通常のアプリなら、「悩みを入力したら、それっぽい解決策を3行で教えてくれる」仕様にするのが普通です。しかし、それではユーザーは答えを消費するだけで、自分の血肉にはなりません。
『Great Minds Oracle』が提供するのは、答えではなく「極上のヒントと、逃げ場のない制約」です。

コードは1行も書かない。「AIへのディレクション」で制作しました。
「ディレクターが作ったツール」と聞くと、エンジニアリングの知識が豊富だったり、裏でガリガリ自分でソースコードを書いたりしたと思われるかもしれません。
私はこのツールの開発において、プログラムコードを1行も書いていません。
やったことは、エンジニアとしてのAIに対する「徹底的なディレクション」だけです。
ディレクター(人間)とAIの役割分担
現代の生成AIは、すでに「こういうものを作って」と頼めば、精度の高いHTMLやJavaScriptを一瞬で書き出す能力を持っています。しかし、AIは「何を、なぜ、どういうUIで、どんな意図で作るべきか」というプロダクトの魂(コンセプト)までは考えてくれません。だからこそ、ディレクターの役割が活きるのです。
- 人間(ディレクション):「ターゲット層が迷わないUX/UIのカラーシステムを組んで」「バグを防ぐためにコンテナ要素のbox-sizingを徹底して」「結果画面のコンポーネントの統一感を出して」といった、徹底したクオリティ管理と言語化。
- AI(エンジニアリング):その指示を忠実に、爆速で正確なコード(Vanilla JS/HTML/CSS)へ翻訳する。
開発中のバグ修正も同様です。自分でソースコードを睨むのではなく、AIに「この画面でボタンがくっついてしまうレイアウトバグが出たから、CSSのFlexbox構造を見直して、gapを調整した完全なコードを出して」と指示を出す。
これからの個人開発は、「コードが書けるか」ではなく「理想の形を言語化してAIをディレクションできるか」の勝負になる。それを自分自身の手で証明したプロジェクトでもあります。
「偉人のペルソナ」×「ランダムな制約」の掛け算
このツールの特長は、AIそのものをWebアプリケーションの中に組み込むのではなく、「ユーザーの脳を最も効率よく刺激するための『お題』をデザインするシステム」にした点にあります。内部では、以下の「思考の掛け算公式」が走っています。
$$\text{問い} \times \text{偉人の哲学(32名)} \times \text{特殊カードの制約(8枚)} = \text{思考のバグ(自力ブレイクスルー)}$$
- 32名の偉人ペルソナ(青):宮本武蔵の「空と拍子」、織田信長の「更地にする合理性」、ココ・シャネルの「人との違い」。彼らのプロフィールと哲学を150文字前後の高純度なテキストに凝縮。
- 8枚の特殊カード(赤):「予算ゼロ」「破壊と再生」「鏡の世界(真逆を考える)」。脳に強力なストレス(制約)をかけることで、強制的に発想のベクトルを変えさせます。
例えば「明日の朝、布団から出られない」という日常の怠惰な悩みに、シャネルの美学と『破壊と再生』が掛け合わさることで、「布団をハサミで切り刻み、パジャマを燃やしてドレスで眠りなさい。目覚めた瞬間、そこはランウェイよ」という、AI単体では絶対に出力できない「大喜利的な飛躍」を、ユーザー自身の脳内で誘発させる構造になっています。
煮詰まった企画、日常のちょっとしたモヤモヤ、あるいはチームでのブレストや飲み会での大喜利に。ぜひ先人たちの「神託(Oracle)」を引いて、あなたの脳をハッキングしてみてください!